（社）佐賀青年会議所　理事長奮闘記

4月5日6日と鹿児島で開催された、薩長土肥の会に出席してきた。この会は、明治維新時に、数々の維新の獅子を排出した、旧薩摩、長州、土佐、肥前の４藩の青年会議所が集い意見交換をする会である。今で言うと、（社）鹿児島JC、（社）萩JC、（社）高知JC、（社）佐賀JCである。もともと私が入会したころは、理事長、専務が、京都会議時に、先乗りしてこの会を行っていたが、各LOMとも最近５０周年を迎えたこともあり、各LOM持ち回り、もしくは周年事業に出席するかたちでこの会を毎年運営している。私の薩長土肥の会参加実績としては、ちょうど今回の鹿児島で２週目に突入した。









佐賀からの参加者は、写真で確認していただきたい、会議には６名出席、懇親会から小原専務が合流、翌日の知覧には、何故か家族旅行になってしまった、木下委員長も参加した。特出すべきは、渉外委員長の川原田委員長である。彼は、今年度全ての出事行事に参加すると公言していたが、現在のところそれは守られている。









会議に先がけて、鹿児島JCの先輩お二人から、基調講演をしていただいた。どういった選定理由でこのお二方なんだろうと、お話に耳を傾けたが、この話が大変よかった。写真左の脇　康秀先輩は、１９８１年に、鹿児島JCの理事長をされ、全国大会を開催され、まさにその時、この薩長土肥の会を作った張本人の方であった。写真右は当時の専務理事の、西岡　岩男先輩である。
薩長土肥の会設立当時のいきさつとしては、次のような内容であった。１９８１年に全国大会を開催するにあたり、大会テーマを「維新の心」にした。テーマについては。賛否両論あったが、鹿児島は維新の獅子をたくさん排出しているので、それを地元のPRにしたかった、しかし鹿児島だけでは、インパクトが弱いので、薩長土肥を集めようという事になった。もちろんそこには、大会登録数を増やしたいという、計算もあったのだが、翌年京都会議で、大会の御礼の意味もこめて、一回集まるだけのはずだったのが、現在に至る２７年間も続いていることは、とても奇妙で止める勇気も必要ですよと冗談交じりにお話された。
以上が、この会の発端であった。過去、他LOMも含めて、様々な先輩に聞いてみたが、解らなかった話を聞けたことはよかった。鹿児島JCさんも一生懸命調べたのだろう、山口理事長ありがとう。

その他の話も大変面白く、鹿児島には郷中教育という伝統があり、先輩が、良い見本として後輩に背中を見せ、１３代にも渡って偉人を誕生させてきた地域の話や、今からの時代は、新しいものを造るのではなく、今ある歴史や風土を大事にしたまちづくりを点ではなく面で捉えてやりなさいといったお話を聞くことができた。

たいへんためになった基調講演の後は、意見交換会が行われた。意見交換会の話はまた明日。