この指とまれinSAGA
2008年12月16日
12日に開催された12月例会から連日お酒を飲む機会に恵まれている、それはうれしい事ではあるが、最近記憶をよく失くすようになった。以前はどれだけ酔いつぶれても記憶だけは失くさないというのが自慢であったが、こう頻繁に記憶を失くすようになると、そろそろお酒の飲み方も考えなければならない。「アルジャーノンに花束を」連想させる脳の劣化であるが、歳には逆らえないと諦めるしかない。昨夜は次年度の室会議が開催され、当然のごとく途中からの記憶がない。30歳で青年会議所に入会した当初、青年と言ってもおじさんばかりだなと思ったが、私もそう思われるような歳と見た目になったのだろう。1次会ではサッカー部キャプテンに10キロの減量を言い渡された。脳は劣化するわ体力は衰え体型も醜くなるわで、歳を重ねる事に何か希望を見出さないとやってられない気分である。
少しというか、かなり前置きが長くなったが、12月14日、古湯のフォレスタ富士で開催された、インタビュー・ダイアローグ「教育はどこへ行くのか」~新しい時代を切り拓くのは誰か~に、パネリストとして参加した。
この討論会は、生涯学習フォーラム「この指とまれ」inSAGAの一つのコーナーとして開催され、全体のスケジュールとしては、13日(土)の午前10時~14日(日)の12時までと、二日間に渡って、みっちりと行われた。
パネリストは私を含め計4名、多久の横尾市長、勧興公民館の秋山館長、ふくおかNPOセンターの古賀代表、インタビュアーは生涯学習・社会システム研究者の三浦清一郎氏であった。
今回のパネリストには、事前に本番用のシナリオが送られ、予定では90分の間に発言の機会が4回ほど用意されており、持論をゆっくり展開出来るはずであったが、直前の打ち合わせ時に、三浦氏より、質問をぶつけるので、なるべく短く返答してくださいと依頼を受け、急なシナリオの変更ではあったが、余計に集中力と期待感が膨らんだ。
さて、本番であるが、インタビュアー三浦氏の、朝まで生テレビを彷彿させる、田原総一郎ばりの問いかけに、一瞬たじろいだが、私も途中挙手をして発言をするなど大変盛り上がった。
三浦氏は、今の教育は何が問題であるのか、それに対して何をしたのか、これからどうしたら良いのかなどを質問してこられた。
私は世代間交流の断絶が問題であり、それになんとか歯止めをかけるために、こどもの佐賀検定や、ふれあいの場提言を佐賀青年会議所は行っていると答えさせていただいた。三浦氏は各事業に対してこども達がどう変わったのかと成果を急がれたが、そんなすぐに劇的に成果は出ないと私は思う。大体今の教育の問題点として世間で言われていることは、家庭での親との関係が希薄になり、学校では先生の質の低下が叫ばれ、地域ではこどもと大人の関わりが少なくなったと言ったところであるが、もう私はこれは仕様がないと思います。これらの問題の一番の原因はこの国が豊かになった事から起因する副産物的な要素で、昔ならこどもの娯楽と言えば、外で友達と遊ぶ、家では親と一台のテレビを見る、本を読む、もしくは親と話すくらいしか時間を使う選択枝がなかったのであるが、今はテレビも複数、携帯、ゲーム、インターネットと家庭での時間の使い方も多様になり、大学進学率が50パーセントを超える今の時代であれば、保護者の皆さんも半分以上は大学に進学しており、昔ほど先生様は偉いんだから言うことをよく聞きなさいと指導する親も少なくなったのだと思う。決して先生の質が昔に比べて劇的に劣化したのではないと思う。地域の大人との関わりなども、近所の大人同士が助け合う必要がないくらい豊かになり、こどもも外で遊ばないのだから、関わる事すら出来ない状態なのである。
しかしこの状況をなんとかしなくてはという流れで会は進行したのだが、横尾市長は、古典を子供達に教えるべきであるとおっしゃられ、論語を例に出して、こんな良い書物などがあるのだから、どんどん古き良きものを使って、こども達に夢と志を与えるべきであると、大変共感できる事をおっしゃられた。私は今の豊かさを支えているのは日本人の勤勉さであり、今の教育における問題については楽観的に考えている。横尾市長の意見には全く同感であるし、私もこども達に国や地域を愛し、先人に感謝をする心を植えつけないといけないと思うが、恐らくそのうちそのようになると思う。日本人は今のこの豊かさを捨てる事は出来ないと思うし、捨てれないのなら、資源もないこの国は、教育に力をいれるしかないのである。
少子高齢化時代を向かえ、たくさんの大人が少ないこどもをよってたかって教育できる今からの時代、そう悲観する事でもないという私の発言に、ろくでもない大人がよってたかってこどもをだめにしたらどうするんですかと三浦氏に返されたのにはもう苦笑いであった。もうここまで言われたら何をしても無駄なのではないかと思うが、私は日本人のDNAを信じている。
会場は70人ほどの席が満席であり、古湯という地の利の悪さであったが、青年会議所もこの動員力は見習わなければならないと思った。次年度理事長の古賀君も、理事長職の勉強もかねて、見に来てくれました。ありがとうございます。
今回のパネリストは、佐賀市教育委員会生涯学習課の課長さんからの推薦で決定したらしいのだが、このような機会を与えていただいた事に感謝いたします。
少しというか、かなり前置きが長くなったが、12月14日、古湯のフォレスタ富士で開催された、インタビュー・ダイアローグ「教育はどこへ行くのか」~新しい時代を切り拓くのは誰か~に、パネリストとして参加した。
この討論会は、生涯学習フォーラム「この指とまれ」inSAGAの一つのコーナーとして開催され、全体のスケジュールとしては、13日(土)の午前10時~14日(日)の12時までと、二日間に渡って、みっちりと行われた。
パネリストは私を含め計4名、多久の横尾市長、勧興公民館の秋山館長、ふくおかNPOセンターの古賀代表、インタビュアーは生涯学習・社会システム研究者の三浦清一郎氏であった。
今回のパネリストには、事前に本番用のシナリオが送られ、予定では90分の間に発言の機会が4回ほど用意されており、持論をゆっくり展開出来るはずであったが、直前の打ち合わせ時に、三浦氏より、質問をぶつけるので、なるべく短く返答してくださいと依頼を受け、急なシナリオの変更ではあったが、余計に集中力と期待感が膨らんだ。
さて、本番であるが、インタビュアー三浦氏の、朝まで生テレビを彷彿させる、田原総一郎ばりの問いかけに、一瞬たじろいだが、私も途中挙手をして発言をするなど大変盛り上がった。
三浦氏は、今の教育は何が問題であるのか、それに対して何をしたのか、これからどうしたら良いのかなどを質問してこられた。
私は世代間交流の断絶が問題であり、それになんとか歯止めをかけるために、こどもの佐賀検定や、ふれあいの場提言を佐賀青年会議所は行っていると答えさせていただいた。三浦氏は各事業に対してこども達がどう変わったのかと成果を急がれたが、そんなすぐに劇的に成果は出ないと私は思う。大体今の教育の問題点として世間で言われていることは、家庭での親との関係が希薄になり、学校では先生の質の低下が叫ばれ、地域ではこどもと大人の関わりが少なくなったと言ったところであるが、もう私はこれは仕様がないと思います。これらの問題の一番の原因はこの国が豊かになった事から起因する副産物的な要素で、昔ならこどもの娯楽と言えば、外で友達と遊ぶ、家では親と一台のテレビを見る、本を読む、もしくは親と話すくらいしか時間を使う選択枝がなかったのであるが、今はテレビも複数、携帯、ゲーム、インターネットと家庭での時間の使い方も多様になり、大学進学率が50パーセントを超える今の時代であれば、保護者の皆さんも半分以上は大学に進学しており、昔ほど先生様は偉いんだから言うことをよく聞きなさいと指導する親も少なくなったのだと思う。決して先生の質が昔に比べて劇的に劣化したのではないと思う。地域の大人との関わりなども、近所の大人同士が助け合う必要がないくらい豊かになり、こどもも外で遊ばないのだから、関わる事すら出来ない状態なのである。
しかしこの状況をなんとかしなくてはという流れで会は進行したのだが、横尾市長は、古典を子供達に教えるべきであるとおっしゃられ、論語を例に出して、こんな良い書物などがあるのだから、どんどん古き良きものを使って、こども達に夢と志を与えるべきであると、大変共感できる事をおっしゃられた。私は今の豊かさを支えているのは日本人の勤勉さであり、今の教育における問題については楽観的に考えている。横尾市長の意見には全く同感であるし、私もこども達に国や地域を愛し、先人に感謝をする心を植えつけないといけないと思うが、恐らくそのうちそのようになると思う。日本人は今のこの豊かさを捨てる事は出来ないと思うし、捨てれないのなら、資源もないこの国は、教育に力をいれるしかないのである。
少子高齢化時代を向かえ、たくさんの大人が少ないこどもをよってたかって教育できる今からの時代、そう悲観する事でもないという私の発言に、ろくでもない大人がよってたかってこどもをだめにしたらどうするんですかと三浦氏に返されたのにはもう苦笑いであった。もうここまで言われたら何をしても無駄なのではないかと思うが、私は日本人のDNAを信じている。
会場は70人ほどの席が満席であり、古湯という地の利の悪さであったが、青年会議所もこの動員力は見習わなければならないと思った。次年度理事長の古賀君も、理事長職の勉強もかねて、見に来てくれました。ありがとうございます。
今回のパネリストは、佐賀市教育委員会生涯学習課の課長さんからの推薦で決定したらしいのだが、このような機会を与えていただいた事に感謝いたします。
Posted by くうちゃん at 13:46│Comments(4)
│公職
この記事へのコメント
お久しぶりです!!(^^)
橋詰さんは佐賀の活性化の為に、いろいろ活動されてますね。
僕も青年会議所に入りたいなと思ってはいるんですが、自分の仕事で手一杯で青年会議所に協力があまりできないと思って、今検討してます。。。。。。
年を取ると酒が弱くなるというのは、本当ですね!
僕も毎年弱くなっています。。。。(++)
また、お邪魔します。(^^)v
橋詰さんは佐賀の活性化の為に、いろいろ活動されてますね。
僕も青年会議所に入りたいなと思ってはいるんですが、自分の仕事で手一杯で青年会議所に協力があまりできないと思って、今検討してます。。。。。。
年を取ると酒が弱くなるというのは、本当ですね!
僕も毎年弱くなっています。。。。(++)
また、お邪魔します。(^^)v
Posted by 整体師 フジイ at 2008年12月18日 15:40
ふじい君お久しぶりです、お仕事順調ですか、地域への奉仕は、まず自分の出来る事から、少しずつやれば良いと思います。
仕事が落ち着いたらぜひ入会してください。
仕事が落ち着いたらぜひ入会してください。
Posted by くうちゃん at 2008年12月18日 23:08
地域への奉仕活動は、自分の仕事を活かしての奉仕活動とかもできるのでしょうか?
例えば、整体でボランティア活動とか。
(^^)
例えば、整体でボランティア活動とか。
(^^)
Posted by 整体師 フジイ at 2008年12月19日 15:32
おつかれっす。
昨日の監査はおつかれさまでした。
もう年内はアップされないのですか?
昨日のシーンでも普段メンバーは見れないので面白いと思ったのですが。
30日酒池肉林の宴会ご馳走になります。
昨日の監査はおつかれさまでした。
もう年内はアップされないのですか?
昨日のシーンでも普段メンバーは見れないので面白いと思ったのですが。
30日酒池肉林の宴会ご馳走になります。
Posted by もういくつねると今年度 at 2008年12月27日 15:59
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