佐賀県高等学校生徒商業研究発表大会
2008年07月12日
昨日は、平成20年度第7回佐賀県高等学校生徒商業研究発表大会に、審査員として出席してまいりました。

この大会は、商業を学ぶ生徒の問題解決能力や創造的学習態度を、日常の学習・研究成果を相互に発表させることを通して育てるとともに、表現力やコミュニケーション能力を育成することを目的としています。


審査基準も多岐に亘っており、全100点満点の内訳は、研究内容は60点であるが、この日のプレゼンテーションが40点と、発表をいかにうまくやるかも重要な要素を占めており、参加全6校の発表者の緊張感が、こちらにも伝わってきました。
そして、各校の力のこもったプレゼンテーションが、持ち時間12分の中で行われました。










審査員として、事前に研究発表資料をいただいていたので、各校の発表内容は理解して参加したのだが、その中でも、各校が、中心市街地の活性化や、街の活性化といった課題に取り組んでいる中、佐賀女子高等学校だけが、「ワーキングプア」についてを研究課題に取り上げており、どんな発表をするのか楽しみにしていた。各高校の発表内容は、大体メディアで報道されている内容をそのまま信じて、刷り込まれた情報を元に研究している感が否めず、これといって目新しい取り組みや、高校生らしい、楽観的な夢も希望もある内容ではなかった。私の評価では、佐賀女子高等学校の誰もが着目しないところを研究課題にした点と、佐賀商業のプレゼンテーションのすばらしさで、この2校が際立っていた。


優勝は、佐賀商業高等学校の「高めよう!知的財産マインド~私達の商標登録プロジェクト~」、優秀賞は佐賀女子高等学校の「ワーキングプア~若者達が直面する社会問題~」と唐津商業高等学校の「CHANGE~販売実習を変えるのは、私たちかもしれない~」であった。
優勝した佐賀商業は、次回は九州大会へ、そしてそこで勝ち抜けば全国大会へと進む事が出来る。ぜひ佐賀県の代表として頑張っていただきたい。
内容は、さが三昧というオリジナル製品のマルボーロを開発し、商標登録をしたということであったが、売れ行きが今ひとつであったということであった。3つ入りのマルボーロを200円で夏場に販売したらしいのだが、自身が消費者の立場になった場合に3つ入りで200円のマルボーロを夏場に買うかどうかを考えて欲しかったが、オリジナル商品を開発して、商標登録をするという発想は、素晴らしかった。
佐賀女子高等学校のワーキングプアに着目した研究発表は、中身については大変よく調べられていて、ボリュームといった点では一番凄かったと思った。しかし終始悲観的で、高校生が自身の未来に希望をもてない内容になっており、またそれらの要因を企業や社会のせいにしているのは残念であった。断言するが、日本は努力すれば必ず報われる国であります。夢と希望を持って、努力あるのみ!!あれだけの凄い研究をしたから優秀賞の栄冠に輝いたんですよ!!
そして唐津商業高等学校の発表は、唐津の名産を全国城下町シンポジウムで販売したという内容で、結論として、物を売るには人がたくさん集まるところで売るのが良いといった結論になっていたのはおかしかった。当たり前である。全城連と聞いて少しひいきの点数がはいったかもしれないが、次回は人が集まらないところに人を呼ぶ方法や、物を売る方法などを考えてもらいたい。
しかしながら選にもれた他の3校も、決して悪い内容ではなかった、各校思ったような成果はあげられなかったかもしれないが、これだけは高校生の皆さんに言いたいのだが、決して悲観的にならないこと、未来は自分達の手でいくらでも作る事が出来ます。国や地域や自身の将来を憂う事はかまわないと思います。どんどん悩んで素晴らしい未来を作り上げてください。
私も良い勉強をさせてもらいました。高校生諸君ありがとう。
この大会は、商業を学ぶ生徒の問題解決能力や創造的学習態度を、日常の学習・研究成果を相互に発表させることを通して育てるとともに、表現力やコミュニケーション能力を育成することを目的としています。
審査基準も多岐に亘っており、全100点満点の内訳は、研究内容は60点であるが、この日のプレゼンテーションが40点と、発表をいかにうまくやるかも重要な要素を占めており、参加全6校の発表者の緊張感が、こちらにも伝わってきました。
そして、各校の力のこもったプレゼンテーションが、持ち時間12分の中で行われました。
審査員として、事前に研究発表資料をいただいていたので、各校の発表内容は理解して参加したのだが、その中でも、各校が、中心市街地の活性化や、街の活性化といった課題に取り組んでいる中、佐賀女子高等学校だけが、「ワーキングプア」についてを研究課題に取り上げており、どんな発表をするのか楽しみにしていた。各高校の発表内容は、大体メディアで報道されている内容をそのまま信じて、刷り込まれた情報を元に研究している感が否めず、これといって目新しい取り組みや、高校生らしい、楽観的な夢も希望もある内容ではなかった。私の評価では、佐賀女子高等学校の誰もが着目しないところを研究課題にした点と、佐賀商業のプレゼンテーションのすばらしさで、この2校が際立っていた。
優勝は、佐賀商業高等学校の「高めよう!知的財産マインド~私達の商標登録プロジェクト~」、優秀賞は佐賀女子高等学校の「ワーキングプア~若者達が直面する社会問題~」と唐津商業高等学校の「CHANGE~販売実習を変えるのは、私たちかもしれない~」であった。
優勝した佐賀商業は、次回は九州大会へ、そしてそこで勝ち抜けば全国大会へと進む事が出来る。ぜひ佐賀県の代表として頑張っていただきたい。
内容は、さが三昧というオリジナル製品のマルボーロを開発し、商標登録をしたということであったが、売れ行きが今ひとつであったということであった。3つ入りのマルボーロを200円で夏場に販売したらしいのだが、自身が消費者の立場になった場合に3つ入りで200円のマルボーロを夏場に買うかどうかを考えて欲しかったが、オリジナル商品を開発して、商標登録をするという発想は、素晴らしかった。
佐賀女子高等学校のワーキングプアに着目した研究発表は、中身については大変よく調べられていて、ボリュームといった点では一番凄かったと思った。しかし終始悲観的で、高校生が自身の未来に希望をもてない内容になっており、またそれらの要因を企業や社会のせいにしているのは残念であった。断言するが、日本は努力すれば必ず報われる国であります。夢と希望を持って、努力あるのみ!!あれだけの凄い研究をしたから優秀賞の栄冠に輝いたんですよ!!
そして唐津商業高等学校の発表は、唐津の名産を全国城下町シンポジウムで販売したという内容で、結論として、物を売るには人がたくさん集まるところで売るのが良いといった結論になっていたのはおかしかった。当たり前である。全城連と聞いて少しひいきの点数がはいったかもしれないが、次回は人が集まらないところに人を呼ぶ方法や、物を売る方法などを考えてもらいたい。
しかしながら選にもれた他の3校も、決して悪い内容ではなかった、各校思ったような成果はあげられなかったかもしれないが、これだけは高校生の皆さんに言いたいのだが、決して悲観的にならないこと、未来は自分達の手でいくらでも作る事が出来ます。国や地域や自身の将来を憂う事はかまわないと思います。どんどん悩んで素晴らしい未来を作り上げてください。
私も良い勉強をさせてもらいました。高校生諸君ありがとう。